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人を見る目を養うには

人事に必要な目

人事部採用という仕事をしていて、
仕事のスキル以上に大切だなと思ってしまうのが「人を見る目」というものです。

「人(男・女)を見る目がある」という言い方は誰もが会話の中で
一度くらいはしたことがあるのではないかと思いますが、
不思議なことにかなり多くの人が自分のそれには強い自信を持っているようです。

そういう自分はどうなんだと言われると、
お恥ずかしい話私も何度かこの人を見る目で失敗をしたことがあります。

人事部採用として、とても第一印象や受け答えがよい若者を採用したところ、
勤め始めてわずか数ヶ月で無断欠勤をするようになり半年も持たずに辞めてしまったような場合です。

反対に、面接のときにはどうもぱっとしなくて正直採用するかしないかギリギリまで迷っていたような人が、
入社後メキメキと頭角を現していったという例もあります。

人事に必要な目を養うには

人を見る目を養う方法は何かないものかと思い、
いくつかの書籍を読んだりセミナーを聞きに行ったりしたのですが、
結論としてわかったのは「たくさんの人生経験をして失敗をすること」だということです。

失敗?と思うかもしれませんが、
人は自分が成功しているときは意外にその内側にある教訓などを学ぶことはできません。
失敗をして痛い目を見て、初めてそうだったのかとわかることがあるようです。

最初の例でいうと、男性や女性を本気で好きになって、
そこで手ひどく裏切られたりしたとき初めて
「ああ、あの時の言葉をもう少しよく考えていれば」というような気持ちになるものです。

私が休日を利用して参加したとある人付き合いの方法というセミナーの中で、
講師の方が言っておられた話でいえば
「飲み屋のママや一流店のホステスなどはとても人を見抜く目が鋭いといいますが、
あれは成功例が多いからではありません。失敗をたくさんしたことで学んだことが多いというだけです」ということです。

これには私も普段から採用の難しさを知っているだけに、なかなか心にストンと落ちるものがありました。

といってもどれだけ成功経験や失敗経験を重ねても、
これから出会う人に対して自分が下した評価が本当に正しかったかどうかというのは、
結果が出てからでないとわからないというのが本当のところでしょう。

少なくとも今の私が肝に銘じているのは、
自分の判断を絶対だとは思わずに初対面の相手のことは
適度に信じつつ疑うという姿勢をとるということが大切であるということです。

まだまだですが、頑張って人事の仕事をしていきたいです。